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つの検討素材になる。プラザネットに加入する芸術団体が500団体ぐらいとかにふえて、公立文化施設でもちゃんと情報を出してプラザネットに入るのが例えば1000館になったとしますと大きな力を発揮する。1000館にならなくても、相互にルールをつくりましょうと決める。こういう問い合わせに対しては答えるんだ。芸術団体に対してメールが来て情報詳細を送ってくれと問われたらメールで送るなり郵便で送るなり返事をする。あるいは館同士のルールとして、そういう問い合わせが来たらきちっと答えようというような、相互の関係、ネットワークをつくっていく。そのきっかけにこういう新たなメディアを利用していくということが考えられる。
公立文化施設のデータベースに運営上の特色の項目があります。「芸術家、芸術団体のフランチャイズ化」、これで検索すると71件ヒットした。その中で最後の方の何軒かを示しましたが、有名なACM、水戸芸術館から始まって、そこまでいかなくても1つ選んだのは静岡県磐田の竜洋町なぎの木会館、「フランチャイズ化:東京フィルハーモニー交響楽団と友好提携」、これは多分、年1回継続的にコンサートをやるという友好提携を結んでいるフランチャイズだと思うんです。
こういうような形全部71件、中を見ていくとわかってくるし、皆さんの運営上の参考にもなる。このほかにも項目で言うとユニークな事業とかさまざまな企画運営上の特色とか、舞台芸術技術職員の育成活用とかというさまざまな事例が出ますので、一次的な情報として活用して、自分たちで何をしようかという判断材料に使えるものがあるということをお知らせしたい。ぜひ皆さんこの引き出しをどんどん活用していただきたい。さまざまな組織があって、その組織といろいろ問い合わせて情報をもらうということもあるし、各団体に会って話をされて一次情報ではなく、違ったレベルの情報を議論しながらもらっていく。あるいは芸術情報プラザと相談するとか、芸団協もさまざまな相談に応じるということを考えていますし、多元的な情報の入手の手段の中の1つとして、コンピューターというメディアを使う一番優位なのがデータベースということが言えるんではないか。これを話すのは相互の信頼に基づいて自分のやっている活動を積極的に出していくことが芸術文化に関わる人々の共通基盤をつくっていく基になると思います。
どうもありがとうございました。(拍手)

 

○総合司会 
大和先生ありがとうございました。

 

 

 

 

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